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胸椎黄色靱帯骨化症 [野球]

腰痛に苦しむ楽天星野仙一監督(67)が腰椎椎間板ヘルニア及び胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症と診断され、休養を続けることになった。
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 ◆黄色靱帯骨化症 原因不明の国指定の難病で、背骨に沿った靱帯が骨化し、脊髄を圧迫する。巨人越智は「ひざから下がしびれて、まひ状態に近い」と症状を明かしたことがある。厚労省によると、12年度末の時点で医療費補助を受けていた人は2360人。プロ野球ではオリックス酒井、宮本、ソフトバンク大隣ら、いずれも投手が手術を受けている。
1.黄色靭帯骨化症について
ヒトの神経には、脳からの命令を手足や身体各
部に伝える運動神経と、身体各部からの知覚情報
(熱い・痛いなどの感覚)を脳に伝える知覚神経
があります。これらの神経は、人体の中心部では
背骨の中の空間(脊柱管と呼ばれます)に保護さ
れるような形で存在しています。この部分の神経
は、脊髄と名付けられています。脊髄を入れてい
る脊柱管は、胸部では 12個の胸椎から成り立って
います。これら 12個の骨、はいくつかの靭帯組織
により連結されています。これらの靭帯の中で、
脊髄の背側にあって各々の胸椎を縦につないでい
るものが黄色靭帯と呼ばれる靭帯です。
黄色靭帯骨化症とは、この靭帯が通常の何倍もの厚さになり、なおかつ骨の様に固くな
り(靭帯の骨化)、徐々に脊髄を圧迫してくる病気です。この病気は、欧米人に比して明ら
かに私たち日本人に高頻度に発生することが知られていますが、残念ながらなぜこのよう
な靭帯の骨化が生じてくるのかに関しての原因は分かっていません。軽症の方や、全く無
症状で偶然発見される方も多いのですが、ある程度症状が進行する場合には現段階では手
術治療が必要となります。

2.胸椎黄色靭帯骨化症の症状
徐々に下半身がしびれてきたり、歩行が困難になってきます。時には道で転倒するなど
の比較的軽症にも関わらず、外傷後急激に両下肢麻痺などの、きわめて重い症状が出現す
ることがあります。また無症状で偶然画像検査にて見つかることもあります。排尿障害を
伴うこともあります。
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